ピントグラスという、シニアグラスが話題です。
今までの老眼鏡とは違う仕組みのレンズで、ピントを合わせやすい、視野が広がった、という口コミが多く、買う前に見え方や特徴を詳しく知りたい、という方が増えています。
合う人と合わない人、その違いも知りたいところですね。
ピントグラスとはどんなシニアグラスで、長く使われていた一般的な老眼鏡とはどこが違うのか、製品の特徴とレンズの仕組み、メリットやデメリット、こちらで紹介します。
ピントグラスと今までの老眼鏡で特徴を比較
今まで使ってきた老眼鏡に、あまり良い使用感はないし、評判が良い製品で気になるけれど、大切なのは見え方と使い勝手の良さ、と購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
視力低下をサポートして、手元がよく見えるように使う老眼鏡を、近年出回るようになった製品に替えるなら、特徴をまず知りたい、自分には合わないかもしれない、それは自然な悩みですね。
昔からある老眼鏡と、製品としては比較的新しいピントグラスでは、どんな違いがあるでしょうか。
特徴を比較して、合うか合わないか、ぜひ参考にしてください。
今までの老眼鏡は調整した度数で一点に焦点が合うだけ
長く市場に出回り、昔から広く使われてきた老眼鏡は、単焦点レンズというレンズを使って造られた眼鏡です。
老眼は加齢に伴う自然な視力低下で、まず手元など近くが見えにくい衰えを訴える人が目立ちます。
それに合わせて、近い手元の一点に焦点が合うように造られるのが、従来の老眼鏡です。
つまり、手元を見る生活がメインという想定で造られ、使われてきたものといえます。
老眼鏡を買って使い始めたものの、近くを見るだけの老眼鏡では、少し離れたほうを見るとなかなかピントが合わない、仕事の書類やパソコン画面を見るときには見えにくい、そうした悩みが増えがちです。
そのため、使う場所や作業が広範囲になると、見る距離や作業に合わせた複数の老眼鏡が必要になる人もいて、実際に2つ以上を使い分けている人は少なくありません。
不便で面倒に感じるし、持ち歩くのも邪魔、できれば一つの眼鏡で広い視野をサポートできるものがほしい、そう考える人には、ピントグラスのほうが合う可能性があります。
ピントグラスは自然に焦点を合わせるレンズ使用
ピントグラスを使うようになって、ピント合わせができない不快感や苦労が減った、視野が広がって快適になった、という喜びの声が多いのは、距離と場面ごとに焦点を合わせられない老眼鏡レンズとは違うことが理由です。
ピントグラスには、累進多焦点レンズという、今までの老眼鏡にはない概念のレンズが使われています。
視力低下の程度を検査で調べ、手元など近くの狭い1点がよく見えるよう調整した度数の、古くからあるレンズとは仕組みが違います。
細かく度数を合わせることはできない仕組みのレンズですが、眼鏡をかけた状態で広い視野を見ようとしたとき、ピント移動が自然で手元より少し遠くに視点を移しても、見やすい造りです。
ひとつのレンズで、度数が高い部分と流れるような滑らかさで度数が弱まる部分がある仕組みで、それが配置されているのが特徴です。
複数の老眼鏡の持ち歩きを、面倒に感じていた方も、ピントグラスひとつでいろいろなシーンに対応可能になるかもしれません。
ピントグラスはどこで買える?
ピントグラスは、全国の大手家電店や老舗のカメラ店などで取り扱っている他、通販でも買えます。
手軽に買いたいと思う人は通販ショップで、実物を見てから考えたい人は売り場で、それぞれ買いやすい方法を選びましょう。
あとで紹介しますが、中度・軽度双方のタイプを2週間自宅で試すことができるサービスもあり、しばらく装着してから検討したい人に合う方法です。
ピントグラスの2週間レンタルサービス「お試しピント」の詳細はこちら→
ピントグラスが合う人と合わない人
評判が良い製品でも、視力や行動範囲、老眼鏡が必要な日常の作業や習慣、この違いで合うか合わないか、差があります。
まずは、自分に合うかどうかを検討することが必要です。
ピントグラスが合う人、合わない人、このチェックは大切ですね。
合う人と合わない人、メリットとデメリットという特徴を、チェックしてみましょう。
合う人、こういう人におすすめ
いくつも老眼鏡を使い分けていて面倒に感じている、老眼の進行具合が比較的軽度から中度の人は、検討をおすすめします。
近くに焦点を絞る老眼鏡で、少し遠くを見ると視界がぼんやりしてしまい、手元だけを見るのではないため困っている人は、手元から近距離に合わせた使い分けが必要です。
ひとつの老眼鏡にまとめて使いたいと思っても、一般の老眼鏡には、それに対応できるレンズが使われていません。
試しに装着してみて、必要な距離と視野で度数が合えば、一つ持っているだけで幅広い視野を見ることが可能になるピントグラスにより、悩みが解消されるかもしれません。
軽くてお洒落さがある老眼鏡がほしい人にも、気に入るフレームが見つかりそうです。
合わないのはこういう人
ピントグラスではカバーできない面、弱点といえるデメリットもあります。
老眼だけではなく、複合的な原因で視力が低下した人には、合わないシニアグラスです。
老眼が進行する前から近視や乱視、遠視などがある人が、それに該当します。
もともと老眼以外の要素もあって見づらかった、そういう人は、ピントグラスでは解決しにくいでしょう。
また軽度レンズと中度レンズだけしかなく、手元から少し離れた近距離を見るレベルのレンズです。
軽度レンズは老眼度数が1.75Dから0.0の人に、中度レンズは同じく老眼度数で2.5Dから0.6Dに合わせています。
それ以上に老眼の視力低下が進んでいて、もっと度数が高くなければ見えない人は、強めに調整できない、ちょうど良い度数を選べないピントグラスは、残念ながら合わない可能性が髙いでしょう。
ピントグラスをレンタルできるサービスも使ってみたい
ピントグラスの2週間レンタルサービス「お試しピント」の詳細はこちら→
『お試しピント』というサービスも使えます(ピントグラス正規代理店shopモノエル独自サービス)。
気になる使い心地と度数を、実際にしばらく製品を装着して生活し、確認してから考えたいという人や、外出が難しくて販売店には行けない人におすすめの、2週間自宅で試せるサービスです。
お試しピント 公式サイトからの申し込みで、送られてくるピントグラスを実際に使ってみて、老眼鏡に一番大切な見え方や、気になる付け心地を確認できます。
1,950円のサービス利用料で、レンタル用の本体2つ(軽度と中度)が送られてきて、2週間のお試し後、返送用レターパック封筒で送り返すだけの簡単さです。
そうして試してみるのも、良い確認方法のひとつではないでしょうか。
今まで出回っている老眼鏡と違い、視界がレンズに慣れるまで少し日数が必要という特徴もあります。
最初は見えにくいと感じるかもしれませんが、お試し期間の2週間をかけて慣れ、使いやすい、見やすいと感じる人も少なくありません。
その意味でも、販売店に出向いてちょっと合わせてみたけれど見づらい、そう感じた人は、試してみたい方法です。
【まとめ】まずは試してみたい
フレームのお洒落さや軽さだけなら、従来の老眼鏡でも満足できる製品が多く市販されるようになりました。
でも、2つ以上使い分ける面倒さから、1つだけで今の視野をカバーできるシニアグラス(老眼鏡)をショップで探しても、なかなか見つかりません。
まずは試してみて、合うか合わないかを確認し、もし合うようなら使い心地も視野カバーも、今までの悩みが吹き飛ぶ可能性もあります。
付け心地も視野の広がりも楽しめる、そんな老眼鏡です。